みなさんこんにちは!
突然ですが、「未利用木材」という言葉をご存じでしょうか?
読んで字のごとく利用されていない木材のことですが、これらは「林地残材」とも呼ばれ、素材生産の現場において、商品として出材されず林地に打ち捨てられている木材のことです。

このような、枝や葉、タンコロと呼ばれる根に近い部分のテーパー形状をした材であったり、その他、損傷や腐食などにより柱や板としての利用価値の無い部分。その量は諸説ありますが、多い場合は樹木1本に対して実に40%程度にも及ぶと言われています。
これらは、柱や板としては利用することが難しいのが実情ですが、我々のような再生可能エネルギーを生み出す発電所の燃料としては、十分に価値を有しているのです。
これを使わずにいるのは、非常にもったいない!
しかも林地残材が多く残ると、植林をするための地拵え作業の負荷が大きくなったり、植林できる面積が減少するなど、デメリットが多くあるのです。
こうしたことから、すぐにでも出材し、発電所の燃料として活用したいところですが、しかし御覧の通り、形状は不揃いで嵩も張り、このまま山から搬出するのでは非効率であり、結果的にコスト高となってしまうため、これまでなかなか活用が進んでこなかったという事情があります。

このような未利用で打ち捨てられている木々から、再生可能エネルギーを生み出すことができるとしたら、なんだかワクワクしませんか?
遠州フォレストエナジーでは、こうした未利用木材の活用方法の開発にも取り組んでいます!
そしてこの度、静岡県が実施する「未利用木材活用トライアル事業」に採択頂き、この課題解決に向けた実証試験を行うこととなりました。
結果はまた次回、ご報告させて頂きたいと思いますが、少しだけ予告致しますと、このような移動式破砕機を用いて山の中で破砕、減容して搬出するという試みを行い、事業性を検証致しました。

それでは、また逢う日まで、ごきげんよう!
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